年末調整とは?
年末調整とは、個人の給与に係る税金を計算し精算する手続きです。
1年間、各従業員からそれぞれ、源泉所得税を預って給与を支払っていると思いますが、
個人の1年間トータルの所得で見たときの所得税と、今まで預って納めてきた所得税の合計金額は、差額が発生してしまっています。
1年間のトータルを計算できるようになった年末に、その差額を計算して、今まで預ってきた源泉所得税が多ければ、その従業員に還付し、逆に預ってきた源泉所得税が少なければ、その従業員からさらに預かり個人に代わって納付します。
この差額の調整し精算する手続きを年末調整と言います。
簡単な例
仮に12ヶ月間、毎月1万円源泉所得税を預かっていて、年間の所得税を計算した金額が10万円だった場合、 差額の12万円-10万円=2万円が還付金額となります。
逆に12ヶ月間、毎月1万円源泉所得税を預かっていて、年間の所得税を計算した金額が15万円だった場合、 差額の15万円-12万円=3万円を給与から徴収しなければなりません。
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